御殿場教会
日本基督教団
教会の歴史
御殿場教会は、アメリカのオランダ改革派の宣教師ジェームス・ハミルトン・バラ(James Hamilton Ballagh 1832年9月7日〜1920年1月29日)の伝道によってできた教会。御殿場教会も改革派の伝統を持った教会である。
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1877年(明治10)頃、バラ宣教師は箱根から三島に行く途中、山中宿に滞在し、そこで伝道集会を開く。そこに津田大作氏がおり、求道者となる。バラ宣教師、伊藤藤吉伝道師が出張伝道し、自宅で説教会を開催する中、1878年(明治11)津田氏はバラ宣教師より、洗礼を受けた。
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御殿場市の南に神山という地区がある。信仰に熱心な津田氏は実弟、土屋嘉平氏に伝道をして欲しいとバラ宣教師、伊藤伝道師に頼み、神山への伝道が開始された。伊藤伝道師が出張し、土屋嘉平氏宅に泊まり伝道をした。
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1880年(明治13)、神山の信徒とバラ宣教師との話し合いによって米国リフォームド・ミッションより現金120円を借用し、神山講義所が建堂された。
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1882年(明治15)3月、御殿場に伝道が開始され、8月11日にキリスト教大演説会が開催された。講師は、バラ、フルベッキ宣教師、奥野昌綱、三浦徹牧師。
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1884年(明治17)9月25日、井村いと子がバラ宣教師から受洗。御殿場における最初の受洗者。
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1888年(明治21)7月、御殿場講義所を建設。建物を所有したのはこれが最初。
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1890年(明治23)、日本基督教会信仰告白制定。
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1895年(明治28)4月7日、御殿場、神山両講義所は、三島教会から分離し、日本基督教会東京第一中会の直轄の講義所となる。両講義所は米国リフォームド・ミッションの補助を受け、バラ宣教師の伝道地に所属していた。
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1907年(明治40)4月7日。御殿場講義所は伝道教会に昇格。しかし引き続き、米国リフォームド・ミッションよりの補助を受ける。4月7日は教会創立日。
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1931年(昭和 6)現在地に旧会堂を新築。
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1934年(昭和 9)頃、ミッションから独立。
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1941年(昭和16)日本基督教団成立。
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1944年(昭和19)会堂が陸軍により接収される。
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1954年(昭和29)日本基督教団信仰告白制定。
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1959年(昭和34)4月『御殿場教会七十七略史』を発行
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1967年(昭和42)憩いの園(納骨堂)建設
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1971年(昭和46)特別養護老人ホーム・御殿場十字の園設立。教会は設立に協力。
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1972年(昭和47)9月『御殿場教会八十八年史』を発行
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1978年(昭和53)福音主義教会連合に加盟し、教団正常化運動の諸集会に参加。
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1981年(昭和56)牧師館を新築する。(2階建て35坪)
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1985年(昭和60)改革長老教会協議会発足の集会参加(鎌倉雪ノ下教会)。静岡改革教会協議会の集会に参加を始める。
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1990年(平成2)東海連合長老会に加盟。
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2001年(平成13年)2月 現在地に隣接地を購入し新御殿場教会を建設した。5月:献堂式。